

このような事をスラスラと述べる彼女に、僕はとても清々しさを感じていた。
清々しいビッチ。「スガビッチ」だ。
この日は、「ビッチ」のイメージが102度ぐらい変化した1日だった。
そのストーリーを今回は紹介したい。

簡単な内容
奥さん(友達)からビッチ姉さんを紹介してもらう。
なんと語弊のある見出しだろう。
全国のモテない男たち、早とちりはよしなさい。
君が今想像したような話では無い。いいから早くチャックをあげなさい。

「ピロンッ。」
お家でゴロゴロと鼻くそをほじくっていたら、いきなりiphoneが僕のことを呼んだ。
ほじくる手を止め、iphoneを見てみると、LINEの通知が入っていた。とても嬉しい。
主婦をやっている友達からの連絡だった。

なんという香ばしさだろう。
まるでパン屋の前を通りがかったときのような香りがする。

人は皆、心に「文春(センテンススプリング)」という魔物を抱えている。
その魔物が顕在化した姿が、「噂」や「スクープ」や「暴露」といった行動だ。
これらの行動から得た情報は大抵、コンビニのトイレットペーパーぐらい薄く、昨日の朝食ぐらいすぐ忘れてしまう。
つまりよくよく考えれば「どうでもよくね?」となってしまう程度の情報なのだ。
聞いてみる価値なんかない。

時間と場所を指定して頂ければ、そちらに向かいます。
魔物の好物は「退屈」だ。
目的地に着き、人妻とビッチ姉さんと顔合わせをした。
湖畔沿いのベンチに座って僕らは話をすることになった。

壮麗な景色が広がる中で、「アスリートとセックスをした話」を聞くのだから、そのギャップがおかしくてたまらなかった。
アスリートって変な趣向あるのかな?
まず最初に、そのアスリートとの馴れ初めを聞くことにした。



行きつけのバー!言ってみたい。
行きつけのバーにて、飲んでいたところ、その超有名アスリートなる人が来店し、バーテンダーきっかけでお話をすることになったそうだ。
続けて彼女は、このようなことを言い出した。

男はボディタッチをしたい生き物である。
しかし、ボディタッチは「セクハラ」というリスクをはらんでいるので、無闇やたらにすることはできない。
なので、セクハラと思われないようなやり方が1番スマートなのだ。(ちなみに発想はスマートではない。)
そして、僕の経験上、ボディタッチを1番しやすいのは「肩」なのではないかと思う。

肩を触って嫌な顔をしてきた女性を今までに見たことがない。
そして、そこから数々の心理的なトラップをすり抜けた先にあるのが「手」だ。

ある意味そこをゴール地点としている。
手は神だ。
おい。
なぜ眉毛なんだ。

眉毛の何がいい?
今度やってみようと思う。
あと「気がついたら」ってなんだ。
今度やってみようと思う。
バレるといけないので、アスリート話は割愛する。
そのバーで飲んだ後、彼の家に招待され、一夜で4回枕を交わしたそうだ。
元気。

バレるといけないので、その他の情報は割愛することにする。
あと正直に言うと、僕が興味を持ったのは、「超有名アスリートと寝た」というネタではなく、ビッチの生態系についてだ。
なぜこの人はいろんな人と寝るのだろう?
何が目的なのだろう?
聞いてみることにした。
なぜいろんな人と寝るのか?ビッチの目的はお金。

どうやら話を聞いてみると、この女性は週替わりで色々な人と寝ているらしい。
なぜだろう?


どうやら彼女は、だれかれ構わず寝るのではなく、ちゃんと相手を選んでいるらしい。
ビッチが寝る相手
- お金がある人。
- 奢ってくれる人。
- トークが上手い人。
“自分にいくらお金を使ってくれるか”が、とても重要らしい。
ビッチが寝ない相手。
- 性格がめんどくさそう。
- 病気うつされそう。
- トークがつまらない人。
- 奢ってくれない人。
ご飯を奢ってくれなかったら寝ずに帰るらしい。

なぜビッチが生まれてしまうのか?家庭環境が原因かな(汗)?
なるほど、このビッチの目的は分かった。
では次に、なぜ彼女のようなビッチが生まれてしまうのだろう?
僕は家庭環境に注目した。
幼少期に悪さをしていた友達が二人いたのだが、その両者とも両親が離婚していたからだ。
家庭環境は行動に大きな影響を与える。


僕の浅はかな推測はすぐにぶち壊された。
いや待てよ、そもそもビッチは問題なのか?
「なぜビッチが生まれてしまうのか?」という疑問自体が間違っている。
そもそも、この疑問自体が間違っているのではないか。
なぜなら、本人が「それで良い」と考えているならば、その選択は不正解ではないからだ。
周りに迷惑をかけているわけでもないし(?)。
だいたい、理屈で考えれば、需要と供給がただマッチしているだけである。
お金を稼いでいる+女性と寝たい男が、奢ってほしいと考えている女性と寝るだけの話だ。
市場のメカニズムではないか。

物事の良し悪しを判断する上で、「1度左脳で考えてみる」という作業はとても重要だ。
ビッチは何ら問題ではない。
しかし、なぜだろう「ビッチ」という言葉の語源は、批判的なモノだ。
ビッチ – 尻軽女、あばずれ女、いじわる女、あるいはとてもいやな事などの意味を指す悪罵語。
-wikipediaより
なぜビッチは、このように批判的な意味合いなのだろう?
ビッチが批判される理由は「嫉妬」。

ビッチが否定される原因は、「嫉妬」にあるのではないかと思う。
人間は、進化の過程で、生得的に「嫉妬」という感情をプログラムされてきた。
その理由は、“相手に浮気をさせないため”だ。
進化心理学上、オスの最適戦略は、できるだけ多くのメスと寝て自分の遺伝子を残すこと、メスは、自分と子供たちを養う保証をオスから獲得することだ。
しかし、
- もしも女が色々な男と寝ていたら、生まれてきた子供が、自分の子供かどうか判断することが出来ない。(だから処女が人気)
- もしも男が色々な女と寝ていたら、自分と子供だちを養う男を獲得することが出来ない。
そこで「嫉妬」が生まれたのだ。
相手を嫉妬し、行動を制限することで、進化心理学上の目的を達成することができる。
しかし、色々な男と寝るビッチの存在により、
- 女は、自分の男がビッチに寝取られ、自分を養ってくれるはずの男を取られてしまう可能性がある。
- 男は、ビッチから生まれた子供が、自分の子供だと自信を持つことが出来ない。
この生得的な「嫉妬」という感情により、人間はもとよりビッチ(ヤリチンも含む)に対し、冷ややかな目で見る傾向があるのではないかと考えた。
一夫一婦制は、生得的な人間の感情にとても即した制度なのだ。
お勉強が苦手な君に簡単に説明すると、「まあビッチを積極的にパートナーにしたいと思っている人はほとんどいないし、ビッチって安っぽいイメージあるよね。そう思ってしまうのは、人間の本能的に仕方のないことだよね。」ってことだよ。
結論:ビッチに幸あれ

僕の結論はこうだ。

右脳で考えれば、批判的な気持ちが生まれる。
左脳で考えれば、需要と供給がマッチしているだけ。
当人たちが合意のもと行っているならば、ハッピー。
つまり、

またお会いしましょう。
ビッチやヤリチンになりたいのですが、病気とか色々リスクを考えてしまうとなかなか行動に移せません。どうしたらなれるでしょうか。
まず、ビッチかヤリチンかどっちかを選びましょう。
ヤリチンでお願いします