

さて、「会社を辞めたい」と思った時に、「これは逃げなのではないか」という考えが浮かんだことがある人はいないでしょうか。
また、「会社を辞めたいんだけど」と相談をしたとき、「それは逃げだ」と批判された経験をした方はいないでしょうか?
もしあなたがそうなのではあれば、僕はあなたのことを応援したいと思っています。
なぜなら、僕もあなたと同じ境遇の持ち主だからです。
詳しく説明すると、僕は1年で会社を辞めたのですが、あなたと同じように、「ここで会社を辞めたら他でやっていけないよ。逃げるの?」と言われたことがあります。
たしかに、「嫌な環境から離れる」という意味合いでは、彼らの言うように「逃げ」なのかもしれません。
しかし、それに対して「逃げで何が悪い。」と僕は思います。
なぜなら、辛いことを何も考えずにただやり続けることに意味なんかないからです。
じゃあ実際に逃げた僕はいま不幸なのか?
そんなことはありません。「本当にあの時辞めてよかった」と思っています。
なので、あなたが会社を辞める理由も「逃げたいから」でいいんです。
ただし、「逃げること」と「始めること」はセットにしておいたほうが、のちのち楽です。
簡単な内容
「逃げちゃダメ」は思い込み。

「逃げちゃダメ」というのは思い込みです。
昔から「逃げちゃダメ」という教育を受けてきたからそのように思っているだけです。
- 学校に行きなさい。
- 部活に行きなさい。
- 習い事・塾に行きなさい。
しかし行きたくない時もありますよね?
その時、自ずと「逃げるな!」という言葉が返ってきます。
このように、僕らは昔から「逃げるな!」と周りの人たちから言われてきました。
だからこそ「逃げたい!」と思った時に、自然と「逃げちゃダメだっ!」が発生するのです。

しかし、何でもかんでも『逃げないこと』が正しいというのは間違っています。
大切なのは、「なぜ逃げたいのか。」に注目することです。
「なぜ逃げたいのか」をちゃんと考えることが大切。
「逃げちゃダメだ」は刷り込まれたもの。
しかし、何でもかんでもすぐに逃げればいいということではありません。
なぜならどちらも何も考えていないからです。

では逃げてもいい時はどんな時か?
👉納得がいく結論が出せたら逃げよう。
これから結論を出すための手順を教えます。
①逃げたい理由を明確にする。
あなたが逃げたい理由はなんでしょうか?
例えば会社だったら、
- 仕事が上手くいかない。
- 人間関係がつらい。
- セクハラ・パワハラを受けている。
- 他にやりたいことがある。
などが挙げられると思います。
②逃げることによってどうなるかを想定する。
逃げることによって何が発生するのか?
退職の場合、
メリット
- 自由な時間が増える。
- 新たな人生を歩める。
- やりたいことが始められる。
デメリット
- 一時的にお金がなくなる。
- 転職または他の職を探さなければならない。
- 名刺がなくなる。
③本当に逃げてもいいかを確かめる。
これらの理由を踏まえた上で、逃げるか逃げないかを判断しましょう。
しかしここで大事なことがあります。
👉自分が納得できるかどうか
大事なのは自分が納得できるかどうか。
逃げることによって圧倒的にデメリットばかり生じてしまうケースがありますよね?
でも逃げたい。
そんな時はどうすればいいか?
👉逃げてもいいんです。
大事なのは、「自分が納得できるかどうか。」
どんなに不可解な理由でも、他人を納得させるできることができなくても、ちゃんと考えた上で出した結論ならそれでいいんです。
あなたが納得しているならそれでいいんです。
逃げてもいいんです。
僕はその決断を応援したい。
逃げないことによって時間を無駄にしないでください。
『逃げない人』は『無駄が多い人』
あなたを応援するために、とある本をご紹介します。
『逃げる勇気 「できる人」は九割を捨て、たった一割で勝負する』という本です。
内容は、多くの仕事を抱えずに、自分の実力が発揮できるところで勝負しようという感じです。
コーチング実績の豊富な経営コンサルタント、崇史さんが書かれた本書には、そのタイトル通り、「逃げる勇気を持て」とあります。崇さんは、「仕事から逃げたらダメ」という思い込みそのものが、実は仕事で結果が出ない原因だと断言しているのです。
例えば、本書に登場するAさんは「NOと言えない人」。頼まれごとを断れば嫌われるという恐れのあまり、たとえ理不尽な依頼でも「逃げる」ことができません。やがて自分の仕事のスケジュールにまで支障が出て、帳尻合わせのために残業が続くようになります。もう一人、管理職のYさんは「仕事を抱え込んで」自滅するタイプ。すべての情報を自分で把握しないと気がすまず、しかも信頼する部下に任せられない、つまりその仕事から「逃げる」ことができないので、自ずと意思決定が遅れ、さらに過労で入院する事態に。-書評より。
なんでもかんでも立ち向かう必要はありません。
NO(逃げる)と言えないあなたにオススメの本です。
子供ですら違和感を持つ「逃げちゃダメだ」。
昔、朝日新聞にこんな投書がありました。
「逃げ」
宮城県名取市
森田真由 13逃げて怒られるのは
人間ぐらいほかの生き物たちは
本能で逃げないと
生きていけないのにどうして人は
「逃げてはいけない」
なんて答えに
たどりついたのだろう-朝日新聞投書より。
この投書はtwitterで拡散され、ものすごい反響を呼びました。
「逃げる=いけないこと」というのが常識とされている中、核心をついている投書だと思います。
子供ですら「逃げちゃダメだ」に疑問を持っているのです。
もう何も考えずに「逃げちゃダメだ」と言うのはやめませんか?
もちろん逃げないことによって得られることもある。

もちろん逃げないことによって得られることもあります。
- 立ち向かう精神がつく。
- つまらないものに楽しさを見出す力がつく。
- 継続させることの重要性を知る。
しかしだからと言って何も考えずに「立ち向かう」と言うのは意味がありません。
なぜならそこには目標がないからです。
目標のない行動には意義がない。
つまり、学べることがとても少ない。
僕のテニスの話のように、ただ嫌な記憶だけが残ってしまいます。
だから「なぜ逃げたいのか or なぜ続けるのか」を考えることが大事なのです。
会社を辞めるのは「逃げ」でもいい。

これらは会社を辞める時にも当てはめることができます。
逃げてもいいんです。
でも後悔しないように、自分が納得できてから逃げるようにした方が絶対に良い。
僕は退職しましたが、
その理由を簡単に説明すると、「もっと遊びたいから」です。
一般的に見れば、非常にしょうもない理由かもしれません。
それでも僕は自分が出したこの結論に納得しています。
だから僕は辞めました。
まとめ:自分を納得させて逃げよう。
以下にまとめます。
- 「逃げちゃダメ」は刷り込まれたもの。
- 別に逃げてもいい。
- なぜ逃げたいのかをよく考える。
- 逃げたらどうなるのかをよく考える。
- その上で自分自身が納得できたら逃げる。
- 逃げない人は無駄が多い人
- テキトーに続けても嫌な思い出になるだけ。
- 立ち向かうことでいいこともある。
- 結論:ちゃんと考えて自分を納得させたら逃げよう。
何度も言いますが、結局大事なのは、自分が納得しているかどうかなのです。
他人にどう言われようと関係ありません。
自分の人生を生きましょう。
それでは、レッツランアウト!!
以上もっさんでした。