こんにちはもっさん(@mossanyame)です。
最近有名人(山田孝之さん、真木よう子さん)がクラウドファンディングで資金調達をしようとすると、炎上するみたいな構図が出来上がっています。
ではなぜ炎上するのか?
👉クラウドファンディングをちゃんと知らない奴が増えたから。
ちゃんとクラウドファンディングの仕組みを知る人が増えれば、叩く人も減ると思います。
今日はその仕組みを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
(コミケの件はどうでもいいで、ここには書きません。)
簡単な内容
クラウドファンディングの種類。
クラウドファンディングには大きく分けて3つ種類があります。
3つの種類
- 寄付型
- 購入型
- 投資型
寄付型は、言葉の通り「お金使っていいよ。」とお金を寄付すること。
購入型は、お金をもらう代わりに、商品やサービスのリターンが必要です。
投資型は、簡単に言うと、お金によるリターンがあります。
(金融庁や財務局の管轄で、許認可を取る必要。)
有名人が使っているのは、主に購入型のクラウドファンディングです。
先ほども説明したように、プロジェクトに支援すると、リターンとして商品のサービスのリターンがもらえます。
クラウドファンディングの支援金で実際に使えるお金は少ない。
クラウドファンディングで集まったお金は、全部使えるわけではありません。
まず手数料が引かれます。
CAMPFIREの場合
- 手数料:8%
- 振り込み手数料:5%
例:真木よう子さんのクラウドファンディングの場合。
真木よう子さんは、クラウドファンディングで6,340,555円集めることができました。
そこから、上記の手数料を引くと、
手数料(507,244) +振込手数料(317,027) =824,271 (合計手数料)
6,240,555(支援総額)ー824,271(合計手数料) =5,516,284円
ざっと計算すると、約550万円が手元に残ります。
しかし、この550万円を全部使えるかというと、そうではありません。
他に取られるお金
先ほど説明したように、彼らが使っているのは、購入型クラウドファンディングです。
つまり、リターンが必要ということ。
このリターンにお金がとてもかかるんです。
真木よう子さんは、フォトブックやTシャツなどをリターンに設置しています。
ではそのリターンを届けるに際し、どのようなお金がかかると考えられるでしょうか?
リターンにかかるお金
- 制作費
- 梱包
- 輸送費
- 倉庫代
- 人件費
などが考えられます。
これが幾らになるかは、やったことないので知りません。
しかし、もしかしたら手元に残るのは、たった数万円かもしれません。
反対に、赤字になるかもしれない。
ではなぜこのようなことをやるのかというと、お金を集めるのが1番の目的ではないからです。
クラウドファンディングを使うのは、3つの効果があるから。
ではなぜクラウドファンディングを用いるのでしょうか?
以下の3つが考えられると思います。
- 宣伝ツール。
- 共犯者を増やすツール。
- 予約販売ツール。
詳しく説明します。
①宣伝ツール。
クラウドファンディングを開始すると、メディアやSNSなどで取り上げられます。
つまり、自分で広告を打たなくても、勝手に宣伝してもらえるのです。
たとえ炎上したとしても、認知の母数が増え、彼らにとっては得なのではないでしょうか?
まあ誰かはTwitter消してましたけどね。
②共犯者を増やすツール。
実は、クラウドファンディングで重要なのは、集めた金額よりもパトロンの数なんです。
なぜなら、共犯者を増やすことを目的としているから。
つまりどういうことか。
例:バンドマン
例えば、5人のバンドメンバーでCDを作るとします。
さて、CDが出来上がったとして、最低5枚は必ず売れるんです。
なぜなら、作った5人のメンバーは必ず買うから。
つまり制作側は、思い入れがあるからこのCDを買ってしまうということ。
クラウドファンディングでは、この母数を増やすことが大事。
つまり、共犯者(支援者)を増やし、一緒に大きくしていこうよ、ということ。
だから個人名でクラウドファンディングをやり、直接交流を取ろうとするのです。
そのようにすれば、協力してる感が出ますよね?
特に僕は山田孝之さんの大ファンなので、協力したい!ってなります。
(支援してないんだけどね。)
③予約販売ツール。
購入型クラウドファンディングは、実はローチケとあんまり変わらないんです。
何が同じかというと、予約販売ツールだということ。
例えば、ライブのチケットをローチケで買うと
- ローチケでチケットを5千円で買う。
- しかし、チケットそのものに5千円払ったわけではない。
- 当日行われるライブの参加費として5千円支払った。
つまり、チケットは予約販売ツールなんです。
ではクラウドファンディングは、どうか?
クラウドファンディングのリターンとして、ライブの参加を掲げている人もいます。
つまり
- クラファンで3千円支援する。
- リターンとして、ライブに参加する。
これらがクラウドファンディングを行うことによる効果です。
ただ「お金ください!!!」って言ってるわけではないのです。
クラファンで得たお金は他人のお金?
よく

って言う奴いますよね。
つまり、他人の金を使おうとするなんて、、みたいな反応する奴。
じゃあ、あなたが使っているお金も会社やバイト先のお金ですよ。
去年もらったお年玉も他人のお金ですよ。
ローチケでチケット売ってライブをやって出た収益は、他人のお金なんですか?
自分のお金ですよね?
クラウドファンディングの仕組みを知り、よく考えましょう。
クラファンは支援(パトロン)という意識が強い。
クラファンの本質は、サービスの購入というよりも、あくまで支援です。
だから支援者側は、「リターンはどうでもいい」と思っている方がすごく多い。
自分の余剰資金を他人の活動資金にちょっとあげてみる。
とても透き通った社会だと僕は思います。
それに比べて有名人ディスは、クラファンをよく知らないバカとただの僻みでしかない。
濁った社会。
クラウドファンディングを認知する人が増えた。
しかし、これらの件を通して、クラウドファンディングが多くの方に認知されていくことは素晴らしいと思います。
もっともっとなめらかにお金が巡って行って欲しいと思います。
なぜなめらかにお金が巡ったほうがいいのかは、この本を読むといいと思います。
今後の時代はどのような時代が到来するのか、そしてそれを生きやすくするにはどうすればいいのかが書かれています。
非常に勉強になりました。
クラファンをやろうと考えている方、こういったことをもっと勉強したいと思っている方にオススメです。
まとめ
まとめ
- クラウドファンディングの種類を知る。
- 彼らが使っているのは購入型クラウドファンディング
- 支援金が全部もらえるわけではない。
- 赤字の可能性もあり。
- それでも使う理由は3つ。
- 宣伝ツール・共犯者を増やすツール・予約販売ツール。
- でも本質はリターンはどうでもいい。
- なめらかなお金がめぐる社会
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polca(ポルカ)というフレンドファンディングアプリでベーコンを買う資金をもらった話。
以上もっさんでした!