

この街にはいろいろな人が集まっている。
純粋な東京人は、実はとてもすくないという。
田舎から東京に憧れて、もしくは職を求めてやってきた人。
様々な目的や背景を背負った人たちが集まる街、それが東京だ。
そして、中にはこんなことをきっかけに東京にやってきた人がいる。

今回はその家出をきっかけに上京してきた「みどりさん」に話を聞いてきた。
簡単な内容
なんで家出したの?


母親は結構ヒステリックになってしまうタイプで、そういう攻撃的な言葉を日常的にぶつけられていたんです。


母親がヒステリックで、「出てけ」などの言葉を日常的にぶつけられていたと。
それで、「出てけ」って言われて本当に家出しちゃったってことですか?

でも家出といっても、最初は親戚の家にかくまってもらっていた程度だったんです。

本格的に家出する前から「プチ家出」みたいなことはしていたんですね。
それで何でそこから本格的な家出を決意したんですか?

親戚の人も母親がヒステリックになることを迷惑がっていたし、かくまってくれたと言っても大体2.3時間でした。
それで最後には、結局母親が迎えに来てしまうんで意味がなかったんです。


「母親ヒステリック→プチ家出(親戚の家に行く)→母親迎えに来る」
みたいなループを繰り返していたんだ。

それを繰り返していくうちに、
「母親と同じ空間にいるのが嫌だ」
と思い、本格的な家出を決意しました。
家出してから最初にどこに向かったの?





なので、そこで稼いだお金とか日雇い派遣などをして、その日の生活費を稼ぐみたいな暮らしを送っていました。



でもだんだんとネカフェも居ずらくなるんですよ。
「あいつ毎日いるな」みたいな感じで。


「そろそろ顔を覚えられてるな」って感覚がありました。

「そろそろネカフェ生活を終わらせないといけないな」
という危機感があったわけだ。

それで大学を休学して。。。

ちょっと待った。



19歳大学1年生でした。

ネカフェ生活の次はどこへ?





なので、親の同意が必要なクレジットカードは作れない。保証人が必要な家も借りられない。
でも実家には絶対に帰りたくなかったので、住み込みのバイトを探しました。
そしたらリゾートバイトが出てきたんです。

リゾートバイトって、家出少女にとてもマッチしたアルバイトなんですね。(
なんかステマみたいになってる。)
それにしても未成年ってかなり行動が限られますね。

それで、リゾートバイトを始めるにあたり、実家や大学とは離れた土地に移住することになりました。






リゾートバイトはなんでやめたの?

なんでやめられたんですか?

その契約更新をするときにやめました。

契約更新をしなかったわけだ。なぜしなかったんですか?






「仕事できるから正社員になれよ。」
っていう好意的な感じだったんです。
でも実態はちがって、、、。


それに福利厚生もかなり微妙な感じで。
だからやめていった先輩社員の方たちに「正社員にはなるな」と止められました。
そして決定打は「自動車の免許を実費でとれ。」と。


そもそもそこで働いていた理由は「お金を貯めるため」だったので、会社のためにお金を使わなくちゃいけない理由がわからなくて結局辞めてしまいました。



上京











世の中には変な人がたくさんいる。

初めて会った人の家に住まわせてもらってたんですか?



1週間ぐらい?

ですかね。


どうやって知り合ったんですか?
愛人契約ですか?(質問攻め)

〜経緯はこんな感じだそうだ。〜
登場人物:みどり、亮介(男)、えみこ(女)
- みどりと亮介は友達
- えみこと亮介も友達
- 亮介が、えみこにみどりを紹介する。
- そもそもの趣旨は、バイト先を探すのに困っていたみどりを心配した亮介が、「バイトを紹介してやってくれないか?」と、えみこに相談するという話だった。
- しかしその流れで、みどりが “ネカフェ生活をしていること” を知ったえみこ。
- 「今日泊まってく?」と提案するえみこ。
- 最初は1日だけのはずだったが。。。







(この話だけで1記事かけてしまいそうなので、文量的にここで割愛。変すぎ。)
家出少女のこれから










家出少女の話を聞いて「もっと冒険しよう」と思った。
さて、いかがだっただろうか?
にわかには信じられないかもしれないが、これは完全なるノンフィクションだ。
場面場面での彼女の選択が正しかったのかどうかは、僕には分からない。
ただ、「親と仲良くする」という端から見たらキレイに見えるモノだけが全てではないということは確かだ。
もちろん彼女の家出という選択は危険でもあったと思う。
だがしがし、大学1年生だった彼女が家出を決意し、お金も家もないところから、体を売らず、強く生き抜いた結果、現在は一人暮らしを始められるところまでやってきたということもまた事実。
自分が大学1年生の時を思い返し、彼女と同じようなことができるかと言われたら、僕にはできないと思う。
あなたはいかがだろうか?
テレビの前でせんべいを食べながらドラマにケチをつけるのは簡単だ。
しかしなんでもそう、実際にやるのが難しい。
僕は彼女の話を聞いて、「もっと自分も冒険しよう。」と思った。
これだけ面白く、そして強く生き抜いてきた人がいるのだから。
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(的な感じのことを言ってたきがする。)
もっさん(@mossanyame)
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