地下メンズアイドルのCRIB⑥に「なんでジャニーズに入らなかったの?」と失礼な質問をしてみた。

あなたは「地下メンズアイドル」という存在を知っているだろうか?

 

「地下アイドル」は、ももクロに始まり、すでに市民権を得ているイメージはある。

だがしかし、ほとんどが「女性」というイメージだ。

ただ、現在では「メンズアイドル」が地下を騒がせつつあるらしい。

 

アイドル事情に疎い僕は、「メンズアイドル」と言うワードを聞くと、1番に思い出すのが「ジャニーズ」だ。
(というかそれ以外知らない。)

 

なので、もし僕がアイドルを志そうと思った時、1番に考えられる選択肢は、おそらく「ジャニーズに入ること」だと思う。
(ちなみに志そうと思ったことはない。)

しかし、地下メンズアイドルの人たちは、その道を選ばなかった。

 

なぜ、あえて地下に行ったのだろう?

このような疑問を抱いた。

 

疑問を抱いたならば、それはもう「聞いてみる」という物語の始まりを指している。

 

なので、

もっさん
なんでジャニーズに入らなかったの?

と実際に聞いてみることにした。

(今思うと「すごく失礼な質問だな」と頬を赤らめております。)

CRIB⑥さんに取材をしてきました。

CRIB⑥さんに取材許可をいただき、取材をしてきました。

メンズアイドルグループ。読みは “クリブシックス” 。通称『クリロク』

2017年8月1日結成。2017年10月4日 “shibuya duo MUSIC EXCHANGE” にてステージデビュー。

CRIB(クリブ)はスラング用語で “我が家” “たまり場” を意味し、⑥(シックス)は第六感(シックスセンス)を意味する。

メンバーそれぞれの “インスピレーション”(第六感) が巻き起こす、唯一無二の “時間と空間”(CRIB) を発信するメンズアイドルグループ。

-CRIB⑥ホームページより

なんでジャニーズに入らなかったの?

さて、いよいよ本題。

もっさん
なんでジャニーズに入らなかったの?(失礼)

ジャニーズじゃない理由①:年齢的な問題。

芳賀 郁哉

僕は19歳の時にアイドル活動を始めたのですが、アイドルを始めるには少し遅い年齢でした。

なので、この年齢でも若く見られるようなグループを探し、入ろうと思いました。

このように、結論から言うと、年齢的な問題が多くを占めていた。

 

地下メンズアイドルの人たちの平均年齢は19~23。

この年齢でジャニーズに入るのは、厳しいものがあるようだ。

 

聞いてみると、その理由は以下のようなものだった。

ジャニーズの特徴

  • 幼少期からの長い下積みがある。(すぐにステージには立てない。)
  • ジャニーズ内でも上に行けるのは数少ない。

 

👉つまり、大手ジャニーズで成功する確率をあげるためには、幼少期から所属している必要があり、しかもその中で熾烈な争いに勝っていかなければならない

つまり彼らは、アイドルを志した年齢が「ジャニーズで成功する」には遅かったので、地下アイドルを選んだということらしい。

他大手事務所では、長い準備期間があり、さらにその中でも上に行ける人たちは限られている。

地下メンズアイドルであれば、初めから1メンバーとして活動でき、実戦で勝負することができる。

 

寿司学校に3ヶ月通っただけの寿司店が、ミシュランに登録されたケースのように、長い修行期間を経ずとも、結果を出してしまう人もいる。

なので、この「大手の裏方で下を積まずに、地下メンズアイドルとして、第一線で積み上げていきたい。」という考え方には深く納得した。

ジャニーズじゃない理由②:差別化を測るため。

しかし、中にはこんなことを言う方も。

秋庭 寿李
他の人と一緒のことがしたくない性格なんです。

(地下メンズアイドルが)注目されてなかったので、あえて地下を選びました。

個人的にすごく好きな意見だと思った。

なぜなら、「人の逆を行こう」と思う人は多くても、実際に行動に移す人は少ないからだ。

 

人間には、その対象を受け入れるかどうかを世間から認められているかどうかで判断する癖がある

つまり極論を言えば、一般的に人々は「売れている人が大好きで、売れていない人は大嫌い」なのだ。

特に、日本では新しいものを嫌う傾向があり、他人の新しいチャレンジに対し、否定的な意見が飛び交うことを、日常でよく目にする。

その理由には、島国ニッポンにおいて協調性が重んじられていることや、人はあまり知らないことに対して肯定的な意見を述べにくいことが挙げられる。

 

しかし、現在のビットコインに始まり、新しいものにいち早く投資した結果、巨万の富を得ている人たちがいる。

 

そして人はそれを

と呼ぶ。

 

なので、「人と違ったことがしたい。」という欲から生まれる行為は、中長期的には自分への投資になるのだ。
(しかし、ただ人と違ったことをするだけでは意味がないので注意。)

それを実行できる人は本当に少ない。

そもそもなんでアイドルになろうと思ったの?

なるほど、彼らが「ジャニーズ」ではなく「地下メンズアイドル」を選択した理由は、明確に理解することができた。

 

では、なぜアイドルになるには遅い年齢で、アイドルになろうと思ったのだろう?

次にそれを聞いてみることにした。

 

もっさん
なんでアイドルになろうと思ったんですか?
津村 健太

自動車整備の学校に通っていて、約2年半ぐらい学んでいました。

でも、もともと音楽の職業に就きたいと思っていたんです。

なので、そんな自分を変えたくて、学校を辞めてアイドルになろうと思いました。

青柳 篤

高校卒業後、スポーツトレーナの専門学校に通っていたのですが、1年で辞めてしまったんです。

理由は、本当にやりたいことじゃなかったから。

もともとアイドルに憧れはあって、このグループにたどり着きました。

赤嶺 友紀

音楽活動を機に上京をしたのですが、事務所が破綻してしまったんです。

そしたら、以前の活動をたまたま見てくれていたプロデューサーが声をかけてくれたので、
アイドルをやってみようと思いました。

芳賀 郁哉

もともとアイドルに憧れを持っていました。

現在は、大学と平行してアイドルをやっています。

秋庭 寿李
産声が歌声でした。

皆それぞれ様々な日常の中できっかけを見つけ、行き着いた先が「CRIB⑥」という地下メンズアイドルだったようだ。

地下メンズアイドルと触れ合い、人生における「自由」を感じた。

僕は今回、地下メンズアイドルのCRIB⑥の方々とのお話を通し、人生における「自由」を感じた。

 

自由とは、自分で生き方を選択できる状況下にあることを指すと僕は思う

例えば、会社を辞めたいと思った時に辞めるという選択ができたり、何かを始めたいと思った時に始めるという選択ができたり。

 

「今までせっかくやってきたんだから」という理由で、新しい挑戦をできないようでは、それを自由と呼ぶことはできない

反対に、時に周りから見たら理解ができない決断であっても、その人には「決断ができる状況下にある」という自由がある。

 

自由とは、様々な選択肢の中から自分で選べる状況を作ることで初めて発生する。

 

そしてCRIB⑥の彼らには、その選択ができる自由があると感じた。

 

「地下だから」という理由で、彼らのことを誹謗中傷する人がもしかしたらいるかもしれない。

 

しかしながら、彼らは自由なのだ。

今まで選択していた人生を辞め、新しくアイドルとして挑戦ができる自由、その覚悟を彼らは持っている。

あなたには自分の人生を選択できる自由はあるだろうか?

今の生活を辞めたいと思った時に、すぐに辞められるだろうか?

 

犯罪などの例外を除いて、人生の選択に不正解はない。

すべてが正解なのではなく、不正解がないのだ。

 

今回、CRIB⑥への取材を通し、自由な状況を作ることへの大切さを再認識することができた。

ありがとうございました。

最後に

今回取材をさせていただいた、CRIB⑥さんのホームページはこちらから。

👉リンク

メンバーのツイッターはこちら。

CRIB⑥ 公式アカウント(@CRIB6_dp)
津村健太(@tsumuken_dp)
秋庭寿李(@juripyon_dp)
芳賀郁哉(@ikkun_dp)
青柳篤(@aoyagi_dp)
赤嶺友紀(@akamii_dp)

▼この記事をシェアする▼

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。