

よくこんな言葉を耳にします。
自分の方が能力はあるのに、他の人ばかりが注目されている状態に不満を言っているようです。
では、なぜあなたは仕事をもらえないのか?そこには明確な理由があります。
👉仕事ができる人と任せられる人はちがうから。
この差は、信頼関係があるかないかです。

簡単な内容
仕事を任せられたいならまず信頼関係を構築しよう。
能力の高さももちろん重要ですが、最終的に大事になってくるのは信頼関係です。
例えばあなたは、以下の両者のどちらに仕事を任せたいか考えてみてください。
どっちに仕事を任せたい?
- 時間をきっちり守る人と遅刻癖がある人。
- 自分の業務をちゃんと報告してくれる部下と聞かないと何も教えてくれない部下。
- いつでも明るく挨拶をしてくれる人と気分にムラがあるような人。
(ぜんぶ苦手だわ・・・)
いずれも前者に「仕事を任せたい」と思ったのではないでしょうか?
仕事の割り振りを決めるのは、ロボットではなく人です。能力は高いかもしれないが、信頼関係がない相手に仕事を任せたいとあなたは思いますか?
選択肢にも上がってこないのではないかと僕は思います。
信頼関係とは”自分ことを分かってくれている”と相手に思わせること。

これはあくまで会社や仕事を行うグループにおいての話ですが、信頼関係とは”相手がどれだけ自分のことを理解してくれているか”です。
なぜならよく分からない行動をする相手に人は仕事を頼みたいと思わないからです。
人が仕事を頼む時は、「あの人にこの仕事をやらせたら期待どおりの結果が得られるだろう」という予測や期待感に基づいています。
つまり、日頃から感覚を共有している相手には仕事を頼みやすいという傾向があるのです。
感覚を共有するために必要なこと。
上司などの相手と感覚を共有するためには、日頃から相手の行動に対して疑問を持つことが大事です。
例えばなにか質問されたとき、
- なぜこの質問をされたのか。
- 相手が求めている行動や情報は何か。
- 今後はこの情報を聞かれる前に先に与えておこう。
など、1つの相手の行動から自分の今後の行動をかえることができます。
これを繰り返すことで、

と思わせることができるのです。
新入社員は、仕事を任せられる人を育てるためにとっている。

仕事ができる人だけに仕事を任せるのだったら、中途採用やアウトソーシングだけを使えばいいはずです。
しかし、一般的に多くの会社は、新入社員採用を行っています。
この理由も“仕事が任せられる人を育てる”という背景があります。
企業には、
- 経営理念
- 風土
- その他ポリシー
など、その企業ならではの働き方があります。企業には、その企業のポリシーに合った仕事をしてもらいたいという願望があり、その手段として有効なのが新卒採用です。
新卒採用として採用することによって、“この会社にいる”という信頼や「この会社のポリシーに従がって働くことができる人」を育てられるということが達成できるのです。
相談が上手い人と相談をされる人は違う。
この“仕事ができる人と任せられる人は違う”という理論は、他のものへも横展開できると思います。
例えば、相談が上手い人と相談をされる人は違うなど。実際に相談のスキルを上げることよりも、重要なことが見えてきます。

あなたも日々の疑問にこの考え方を当てはめてみてください。すると、自ずと自分がやらなきゃいけないことが見えてくると思います。
まとめ
- 仕事ができる人と任せられる人は違う。
- その差は信頼関係があるかないか
- 信頼関係とは相手に自分のことを理解していると思わせること。
- 日頃から相手の行動に対し疑問を持ち、行動を変えていくことが大事。
- 新卒採用の本質は、この会社で仕事が任せられる人を育てることが目的
- この考え方を他の疑問へも横展開してみよう。
もっさん(@mossanyame)