サッカー部の部員が最終的に4人になった話

こんにちはもっさん(@mossanyame)です。

 

僕は高校生の頃サッカー部に所属していました。

しかし、なんとそのサッカー部、

最終的に僕の代の部員が4人になってしまったんです。

なぜそのような悲惨な結果になってしまったのか。

それは部活の空気がものすごく悪かったからです。

 

あいつにパス回すのやめようぜ

まず流れを作ったのは、1年生部員のMくん。

「あいつ(Mくん)にパス回すのやめようぜ」と先輩たちが言い始めました。

一体Mくんは何をしでかしたのか?

彼が入部後、2ヶ月の時の話です。

サッカー部というのは、よく遠征に行きます。

(遠征とは、練習試合をするために他校に行くことです。)

その日も遠征が行われていました。

1年生だったMくんも参加していましたが、まだ入部してから2ヶ月だったため、1年生は全員ボール拾いでした。

ここでMくんがやらかします。

寝てしまったんです。

あぐらをかきながら試合を観ていた彼は、睡魔に勝つことができなかった。

「おーい。ボールそっち行ったぞー!!」

先輩の声で目をさますMくん。

最初のうちは、笑って済まされてました。

しかしMくんは 、

それを7回繰り返しました。

さすがにその態度に不満を持った先輩たちは、のちに裏で結託し、

「あいつにボール回すのやめようぜ」

と報復を決意しました。

そして一切ボールが回ってこなくなったMくんは、部活がつまらなくなってしまい、辞めていってしまいました。

 

あいつは調子乗ってるから無視しよう

他にもSくんという子がいました。

その子は、他の子と比べて自己顕示欲が強い方で、いろいろな部員と関わるのが好きでした。

また、はっきりした性格で、言いたいことは包み隠さずちゃんと言う子でした。

その性格から、同期の中ではリーダー的存在でした。

しかし、ある日とある部員がこのようなことを言い出します。

なんであいつサッカーそんなに上手くないのに仕切ってるの?

こうなったら高校生はもう止められない。

同期内で、「Sくんを無視しよう」という動きが出てきました。

実際に、前まで部活後に一緒に帰っていた人たちが、彼のことを無視し、一人で帰ってる姿が見受けられました。

(Sくんは卒業までサッカー部を続けていましたが。)

このような空気が蔓延していたサッカー部は、最終的に4人になってしまいした。

 

何が悪かったのか?

Mくんの例の場合、確かにMくんにも十分に非があります。

しかし、先輩たちが圧倒的に悪かったことがあります。

それは、対処の仕方です。

これは、いじめにも当てはめることができます。

よく、「いじめられた方にも原因はある。」と声を大にして言っている人たちがいます。

僕はそれに対して、「何を当たり前のことを言っているんだ。」と思います。

問題は、”どちらに原因があるか” ではなく、”『いじめ』という方法を用いたこと“ なのです。

それを根絶しなければならない。

そうでないと、空気の良い社会は訪れません。

これは、僕がいたサッカー部も同じです。

「パスを回さない。」「無視をする。」などは、解決に結びつかず、むしろ問題を自ら作り出しています。

その結果として、部員が4人になってしまった。

フットサルもできません。

 

ワクワクする環境を作る

今回、これについてを書こうと思ったのは、この本を読んだからです。

会社においても

  • できない社員を放置
  • 怒ればいいと勘違いしている上司
  • 派閥を作って対立する
  • 「あきらめ感」の蔓延

などが多くの職場であると思います。

(「その思考何歳だよ。」と言いたくなりますが。)

しかし、そのような状況に直面した時、誰かを弾くことで対処しようとすると、余計悪い方向に進みます。

なぜなら、空気が悪くなるから

それでは逆効果です。

ではどうすればいいのか?

ワクワクするような環境を作ればいい。

もっとちゃんと仕事をしたくなるような職場を作ればいい。

もっとお互い分かり合えるような場面を作ればいい。

最初のサッカー部の例で言うと、

もっと熱を持って参加したくなる空気を作ればいい。

それができなかった結果、4人になったのだから。

もしあなたが所属しているグループで、似たような状況に陥ってしまっている場合、ぜひこの本を読んで勉強してみてください。

あなたの行動を少し変えるだけで、驚くほど周りが楽しい環境になりますよ!

まとめ:ワクワクする環境を作ろう!

ちなみに、Mくんは僕なんですけどね。

よく寝ます。

▼この記事をシェアする▼

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。